2013年1月8日火曜日

白ロム


白ロム(しろロム)とは、携帯電話回線の契約情報(電話番号)を端末に直接書き込むタイプ方式の機種で、契約情報が記録されていないものをいう。
PDC方式や、多数のCDMA 2000 1x方式の端末は契約情報の記録を端末に直接行う。GSM方式やW-CDMA方式の端末では契約情報の記録にSIMカードを使用するため、このような状態の端末は存在しない。


SIMカードを採用していない携帯電話やPHS端末(国内では、NTTドコモとソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン・J-PHONE)の第二世代携帯電話端末、au(KDDI/沖縄セルラー電話)のau ICカード非対応端末、大部分のPHS端末)では、電話番号は専用の機械を用いて端末内部のROMに書き込まれる。また、解約するときは同様にして電話番号を消去する(「番号を抜く」という)。解約して番号を消去した後の端末を、ROMに番号が書き込まれていないという意味で、白ロムと呼ぶ。白ロムの状態では通話・通信はできない。
これに対して、有効な回線契約があり、番号が書き込まれている状態の端末を、黒ロムと呼ぶ。
なお、端末紛失や破損による解約の場合は、電話番号を消去することができないため、解約したにもかかわらず電話番号が記録されたままの端末が残る(また、事業者によっては、特に申し出がない限り番号を消去しないところもある)。このような端末を、白ロムと黒ロムの中間という意味で、灰ロムと呼ぶ。灰ロムも通話・通信はできない。改めて申し出れば、電話番号を消去して白ロムにしてもらうことができる。
番号が記録されているが、ショップに納入されたばかりの状態で、一度も正式な契約が結ばれていない端末は、半黒ロムと呼ぶ。半黒ロムも通話・通信はできないが、一度でも契約が結ばれたかにより、灰ロムとは区別される。

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